英語習得に2500時間かかる!?
第二言語として英語を学ぶ世界中の子供たちのために開発されたバイリンガル育成カリキュラムを提供するGrapeSEEDによると英語習得には2500時間がかかるそうです。これは、1日1時間毎日休むことなく学習すると仮定しても1年で365時間、つまり約7年の月日がかかる計算になります。
トリリンガルな友人も努力した?
僕の友人の一人に中国で生まれて、日本に留学し、そのまま日本の大学の教授になった人がいます。彼は大学在学中に、アメリカに1年間留学し、英語も堪能でした。母国語の中国、日本語、そして英語と話せ、つまりはトリリンガルでした。彼は何事にも温厚で、滅多に語気を強めることはなかったのですが、一度だけ「そこまで反応する?」というくらい必死になって嗜められたことがあります。それは、当時の英語学習で話題になっていた本のタイトルを口にしたときでした。その本のタイトルは
「英語は絶対、勉強するな! 」
というものでした。僕の友人は、「はぁっ」と語気を強めて、すぐに反応しまた。
語学に堪能な彼によると母国ではない言葉を学習することは、とてもとても大変なことで、愚直に学習するしか身につかないということでした。
留学してもなかなか身につかない!
僕自身の経験からも同様なことを実感しています。僕はアメリカに半年間、ほとんど日本語を話さない環境で過ごしていました。使う言語はもちろん英語です。毎日、毎日、英語漬けの毎日でした。ですが、結果は自分が想像した通りには伸びていきませんでした。もちろん、日本にいた時よりは、変化は感じました。ですが、英語の音楽、映画、テレビをすべて理解して、楽しめるところまでは、半年間という期間では、得られませんでした。
ちなみに、留学中に何人かの日本人の方と出会いました。みな大学で働かれていたり、博士課程にいたりと、アメリカに来てから2、3年の年月が経っている人たちでした。彼らはもちろん、僕より先輩な分みな英語が堪能に見えました。その時の僕から見れば、すごいなぁと羨むほどにはみなしゃべれていました。しかし、彼らの内情を聞いてびっくりしました。みな口を揃えて、「英語に自信がない」というのです。ラジオやテレビなども理解できないことは多々あるとおっしゃっていました。
以上のことからも分かる通り、残念ながら英語は簡単に身につけられるものではないようです。ではどうすればよいのでしょうか?
そのあたりのことを自分の経験と、今まで出会った英語が話せる人たちから直接聞いたことを踏まえて、僕なりに考えたことを記事にしていきたいと思います。